みなさまこんにちは、英語パーソナルトレーナーのKazuuuです。先日、こんなツイートをしました。
https://twitter.com/Kazuuu3150/status/1435196771303505927?s=20
今回は、「シャドーイングやってるけど伸びてる気がしない」「正しいシャドーイングのやり方がわからない」という疑問にお答えしていきます。
・「効果なし」のシャドーイングにある共通点3つ
・シャャドーイングの効果が実感できるのはいつ頃?
この記事を読めば、初心者向けの正しいシャドーイングの方法が分かります。リスニングが伸び悩んでいる人は是非どうぞ。
「効果なし」のシャドーイングにある共通点3つ
反復回数+定期的な復習が足りてない
シャドーイングにどれだけの時間をかけていますか。多くの伸びていない人の共通点として、反復回数が足りていないというのがあります。
5回とかで終わってしまっては、モデル音声の発音や抑揚、音声変化などを完コピできないからですね。1回のシャドーイングに20分かけるのであれば、長い文章でもない限り15〜20回は読めるでしょう。
シャドーイングの効果は、どれだけ時間をかけたかよりも、反復するセット回数で効果が決まリます。
もう一つは、「定期的な復習」です。その英文を1日のシャドーイングだけで終わらせてはもったいない。定期的に復習することで、その英文でマスターした発音や抑揚、表現、音声変化などが少しずつ自分のモノになり、自動化が起こってくるからです。
例えばですが、私のシャドーイングの週間メニューはこんな感じ。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
英文A | 英文A |
英文A |
英文B | 英文B | 英文B |
復習AB |
つまり、平日3日間をワンセットでずっと同じ英文を徹底的に反復、それを週に2セット、週末に総まとめをしています。これ本当におすすめです。
発音や抑揚、音声変化を真似ていない
モデル音のすぐ後ろを影のようについていくからシャドーイングって言います。「すぐ後ろ」の理由は発音や抑揚、音声変化をできるだけ完コピするのが狙いなのですが、全然マネようとする意識のないシャドーイングがありますね。
それは伸びません。シャドーイングをする際には、ネイティブスピーカーのモデル音を100%コピーする意識でやるといいです。「モノマネ」の意識ですね♪
教材レベルがシャドーイングに適切でない
シャドーイングに適切な英文レベルはリーディングと同じではいけません。それは少し高すぎ。英文レベルを敢えて1つ落とすくらいがちょうどいいです。
発音や抑揚、音声変化にたくさんの意識を向けないといけないので、文構造や語彙が難しすぎるとシャドーイングどころではないからです。
例えば、自分が今、英検2級レベルなら1つ落として準2級レベルの英文から始めると良いですね。上級者でもないのに、海外ドラマやTED、BCCをシャドーイングしようとしている人をたまに見かけますが、これはハードすぎるのでやめた方がいいです。
シャドーイングの効果が実感できるのはいつ頃?
もし1ヶ月やって効果がないなら・・・
取り敢えず、1ヶ月やってください。厳しいことを言うかもですが、10日やそこらで伸びてきた実感が出てくることはあり得ないです。1日20分のシャドーイングを1ヶ月続けると、少し変わってきたかな♪と思えます。
シャドーイング1ヶ月 → 少し変わってきたかも
シャドーイング3ヶ月 → 上手くなってきた・スコア微増
シャドーイングを半年 → スコアアップ!続けてきてよかった
シャドーイングを1年 → もはややらないと気持ち悪い
シャドーイング3年以上 → あなたもシャドーイング馬鹿
でも、1ヶ月やってなんの効果も感じないなら、上記にあげた「伸びないシャドーイング」をしてしまっているかもですね。。。反復回数、完コピ、教材レベルの3つがポイントです。
劇的に急には伸びません。が、やればやっただけ確実に伸びます。
何でもそうだと思いますが、シャドーイング(リスニング)は特に当てはまリます。劇的に急には伸びません。が、やればやっただけ確実に伸びる分野がリスニングです。
毎日続けられる適度な量 × 正しいやり方
1日1時間もシャドーイングをやる必要ないです。続きませんからね。それよりも1日15〜20分でいいから毎日やる。取り組んだ総時間に比例して伸びていきます。
まとめ「効果なし」のシャドーイングにならないために
今回の内容を3行でまとめます。
・反復回数+定期的な復習を意識する。飽きてきてからがシャドーイングの本番
・発音や抑揚、音声変化を真似る。完コピの意識。
・シャドーイングのための適切な教材レベルは1ランク落とす
・リスニングは急には伸びない。だが、やった分だけ確実に上がっていく
是非、今回の記事が今までのシャドーイング方法を1度見直す機会になれば幸いです。共に頑張りましょう♪