英語学習者の皆さまこんにちは。
いよいよ英検本番まであと1週間ですね。きっと、あれもしたい、これもしないと状態になっていることと思います。
今回の記事は、「英検本番の1週間前は何をすればいいの?!」という疑問にお答えします。もちろん英検だけでなく、TOEICやTOEFL、IELTSなどの資格試験にも参考にして頂けると思います。
・まずは語彙♪ PASS単を1日300語~
・リスニングは過去問の絶対に聞き直し!なぜなら使い回しだから。
・エッセイライティング(英作文)は欲張らずに10分野
英検1級はすでの合格したので以前ほどのプレッシャーはかけていませんが、やはり前回スコアを越えたい。それにやはり英検1級は上級者を目指すうえで素晴らしい英語資格試験なので、年3回は必ず打席に立とうかなと思っています。
今回は、私が毎回やっている「本番1週間前にすべきこと3つ」をお伝えします。英検1級をメインにお話していますが、2級や準1級の方でも参考にしていただける内容だと思います。
3分ほどでどうぞ♪
【本番前】まずは語彙♪ PASS単を1日300語~
✔折角苦労して覚えた語彙、総復習は必ずすべき。
合格した昨年までにこのPASS単を3周終わらしているので、4周目にもなると1日300語範囲で、「覚えるというより思い出す」作業です。
大体300語中、忘れている or 不安定な語彙は2割くらい。これもすでに4周目だからできることなんですが、やはり1周目はキツかった。今まだ1周目と言う方は、今が踏ん張りどころです。
単語帳の取り組みは本当に1周目だけが苦しいんです。逆に、2周目や3周目にもなるとスイスイいけちゃいます。
単語帳 取り組み例:
単語帳1周目: 1日20語じっくり( 4ヵ月)
単語帳2周目: 1日50語で復習しながら(2か月)
単語帳3周目: 1日80語で思い出す作業(1か月)
このように、単語はやればやるほど後が楽になる。英単語のボキャビルはよく「ボート漕ぎ」に例えられます。
「ボートは漕ぎ始めはしんどい、がそれ以後は加速度的に速くなっていく」一旦スピードが出始めれば、その後は少しの力でどんどん前に進めますからね。
負荷の感じ方は、2周目は1周目の半分くらいのエネルギーでしょう。3周目なんてかなり余裕の状態です。1度覚えた語彙を思い出すだけですからね。
【本番直前】リスニングは過去問を聞き直しを勧める。なぜなら・・・・
英検本番の直前は、過去問をもう一度リスニングしてください。
これはかなり衝撃だったのですが、事実であり、知っている知らないで大きな差が出るのでお伝えしますね。
英検1級のリスニング、特に大問1は、過去問からたくさん出ます。つまり、過去問の使い回しです。
英検協会から怒られそうですが、英検常連さんの間では有名な話。なので、試験の最中で「これ完全に聴いたことある!」と思える問題が必ず数問あります。
英検のリスニングは、「過去問やったもん勝ち」なんです。英検1級のリスニング対策として、CNNやBCCなどのニュースを聞いたり、TEDや海外ドラマでリスニングしている上級者もいると思いますが、単純にスコアアップまで最短距離を突っ走りたいなら、完全に過去問です。
ま、過去問だけだと飽きるので、私もニュースやドラマでリスニングの基礎体力を日々鍛えてきました。が、リスニング問題のうち、ほんの数問だけでも知っている過去問がでるならとても解くリズムが安定して、他の問題に集中できるんですね。
旺文社の5年分ついている全問題集シリーズを購入して(中古なら古いものも売っている)過去5~10年分くらいの過去問は解いておくと、必ず何問かラッキーに出くわします。必ずです。
エッセイライティング(英作文)は欲張らずに
英作文でやってほしくないのが、「サンプルアンサーのひたすら暗記」これきっとあまり効果ないです。(英語の超上級者なら意味あるかも^^。)
✔ 直前はあまり欲張らず、分野を絞って復習すべき。
英検合格の決め手は間違いなく「エッセイライティング」です。新しい採点方式になって、リーディングの配点が下がり、その分ライティングの割合が大きくなりました。
極端な話、リーディングを捨てて、エッセイライティングに40分近く使っても全然取り返しのつく配点です。やはり、英語4技能化に向けて、4つの配点バランスをとったのでしょうね。
よって、よくありがちなのは、英検1級英作文関連の書籍を買ってきてサンプルアンサーを音読しまくること。これはとても良いことで私も何度か試みたのですが、そんなに何十個も音読・暗唱するのは無理です。
もしできたとしても本番で使えるレベルまでには程遠いのが現実。それよりも自分で分野を決めて、5~10題ほどに絞って準備する方が絶対によいです。
例えば
・環境、エネルギー問題
・移民、労働力問題
・AI、GM食品などの科学技術の弊害
・教育(教育格差、いじめ)
・女性の権利
・死刑制度、裁判員制度
などです。広く薄くよりも、分野を絞って取り組み、その分野で出たらしっかり自分の意見を英語で表現できることが大切かなと。なので、一番の対策は、サンプルエッセイを音読するのに躍起にならず、
自分が書ける得意分野を丁寧に準備しておくことです。
時間があるのなら、日々のトレーニングとして英字新聞やニュース英語を聴いたら、まず自分の意見を英語3行でも良いので書いていくことでしょうね。
そしてそれがそのままゴッソリ面接対策にもなり得ますから。英検本番1週間前は、自分が今までに書いたエッセイ(週に1つ⇒年間約50こ)を見直す・音読するようにしています。
英検の時間的プレッシャーのかかった本番には、サンプルアンサーはなかなか出てこない。
やはり自分で考えた英文が使いやすく、信頼して、自信をもって書けますからね。
おまけ|もし英検本番までに1ヶ月あるなら
きっとこの記事を読んで頂いている方の中には、まだ直前ではない人もいるだろうと考え、お伝えしておきますね。
本番1ヶ月前で大切なことは新規学習と復習の割合です。
きっと英語学習に真摯に取りくんでいる人は、1日読解問題2題とかリスニング(シャドーイング)30分×朝晩とかやっていると思います。
それ、本番が近づくにつれ、割合を変えていった方が良いですよ。つまり、新規学習と復習の割合を「復習(反復)中心」にシフトしていくべき。
本番まで
・時間たっぷり → 復習3:新規学習7 ・1ヶ月前 → 復習5:新規5 ・1週間前 → 復習8:新規2 |
少しずつ、復習割合が多くなるようにシフトしていってください。本番直前になって新規学習をする目的は「時間配分」の練習ですね。それ以外はやったところの復習をすべき。読解で読みっぱなしのところ、エッセイでは書いたけど自分の力になっていない表現、
などなど、本番前に総ナメしていまいましょう。
英検本番直前にすべきこと~まとめ
①単語の総まとめ
②リスニングは過去問中心に
③エッセイは今までの作品を復習音読
追加ですが、言うまでもなく「体調管理」も大切。特に準1級や1級は当日の集中力がスコアに大きく影響します。
英検1級は知識だけでなく、メンタル面や瞬時の判断力などの総合力勝負です。集中力も当日の体調があんまりなら間違いなく発揮されません。
なので、英検本番1週間前からは睡眠時間を削って英検準備をするのはナンセンス、厳禁としてください。あれもしたいこれもやらないと状態に誰しもなってしまいますが、今までの自分の努力をスコアに出したいなら睡眠時間を含めた体調管理こそが、残り1週間で一番大切なことですね。