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ひょんなことから英検準1級を目指す高校生を2名受け持つことになりました。

2人とも最難関大学を志望するとても勤勉な生徒でガッツがあります。

 

「なんでもするから英検準1級合格まで最短合格させてほしい」ということで引き受けました。

ほお、ホントになんでもするんだろうなぁ?!」と思いながら^^

 

その二人に指導する内容(6月英検までにすべきこと)をまとめました。これから準1級を挑戦しようとしている皆さんの参考になればと思います。

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英検準1級レベルの難易度と合格率

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「1週間に100語ずつ単語テストしていきますよ~」

 

生徒2人は若干引いていましたが(笑)、半年で準1級合格させるにはそれでも足りませんね。

まずその二人の英語力は、ついこの冬に英検2級に合格したばかりのまだまだヒヨッコレベル。

まあ高校1年生だから(ついこの前までは中ボー)当たり前ですけど。

 

しかも、エッセイライティングで点数を稼ぎ、超ラッキーで2級に合格してしまい(リーディングとリスニングはまだまだ未熟モノ)。

まずは、この二人に英検準1級のレベルを知ってもらいました。どれくらい2級とレベルの距離があるのか。

 

TOEIC的には、英検準1級:730点レベル、英検2級:550点レベル

つまり、TOEICでも約200点の差があります。

 

語彙力的には、英検準1級:7500-9000語、英検2級:3800-5100

つまり、語彙だけでも約4000語の違いがある。ちなみに1級は15000語です^^

 

合格率は約15%。100人受けて15人しか受からない。しかもその100人は準1級受験するくらいだからなかなかの中上級者ということになります。

 

英検2級は丁寧に勉強して英検対策すれば(問題形式に慣れれば)そんなに苦労なく受かりますが、英検準1級となると一気にレベルが上がります。ライティングも語彙力も面接(スピーキング)もアカデミックさが必要とされるんですね。

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英検準1級に合格する受験生が行く大学レベル

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はっきり言って高校生で準1級はふつう受かりません。帰国子女や特別な教育を受けていない限りは。

なので、多くの大学で英検準1級取得者には大きな優遇措置が取られています。外国語系の大学だとセンター試験満点扱い(つまり英語は受けなくてもよい)や、最終得点に大きく加点される大学も増えてきています。

 

高校生のうちに英検準1級とるような学生は、東大や京大などの最難関大学や有名な外国語系の大学にあっさり行くのでしょうね。

また、都道府県によっては、英語教員採用試験の英語試験が免除というのも増えてきているとのこと(英語の先生に求める英語レベル低すぎやろ)。

 

英検準1級の最短合格のための教材2冊

よくありがちな失敗例は、いろんな教材に手を出しすぎて全然実力につながらないケース。

なので、この教材2冊に絞りました。

 

①英検PASS単熟語準1級

②英検2級全問題集(旺文社)

 

強くおすすめするのが、英検準1級に受かりたければ、英検2級用教材で8割取れなければ無理ってことです。

まずは2級用教材を徹底的にやりこんで、たまにしか間違わなくなったら、その時が準1級用教材にステップアップする良い時期です。

 

英検2級に受かったからと言ってすぐに準1級用の教材をするのは実は自己満足なんですね。

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英検2級レベルが短期間で準1級に受かるためにすべき量

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まずは語彙力のカベをぶち破らないといけません。

 

英検準1級PASS単語

1日20語(土日は復習) → 1週間100語 → 1か月400語

 

リスニング(英検2級過去問)

一日1題でよいので、徹底的なシャドーイング(音声ルール、個々の発音)

 

リーディング(英検2級過去問)

1日2題、正解だけでなく、不正解の根拠を探すトレーニング

 

英検2級レベル(TOEIC550点レベル)のひよっこ学習者はふつうにやってると受かりません。

なので、いい意味で異常なトレーニングが必要なんですね。

 

程よい量をconfort zone(快適ゾーン)とすれば、結果を出したかったら「ちょうどいいレベル・量」から早く脱却することですから。

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英検準1級合格に不可欠なもの「戦略」

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ただ純粋にひたすら根性で英語を勉強しても英検準1級のようないわゆる上位レベルの資格には届きません。

必ずそこには「正しい努力」「合格への戦略」が必要になってきます。

脱・根性論です。

 

戦国時代に例えてみます。名だたる有名な武将・大名は必ず戦の際に戦略を立て、あの手この手で敵を攻め落としましたね。

 

もちろんその武将によって戦い方はありましたが、時には戦力がそう多くないときでも戦い方の工夫で自分より強い敵軍の城を攻め落としました。

 

英検にもこれが当てはまります。

 

自分が持っている武器のうち、補強しないといけないところはどれでしょうか。

・単語力

・リーディング

・リスニング

・ライティング

・スピーキング

 

それぞれ分野毎で6か月間の戦略を立てることが大切になってきます。

例えば単語力の場合、私がその2名の高校生に指示した内容はこんな感じ。

12月:英検2級レベルの単語を完璧に。

1月~3月 英検準1級PASS単 1周目 1日20語 → 1か月400語

4月・5月 英検準1級PASS単 2周目 1日30語 → 1か月600語 

      ☆英検準1級過去問(語彙問題)スタート。6割程度かな。

6月    ひたすら過去問。8割目指す。

 

単語帳を使っての暗記は、はじめの1周目は確かにシンドイ。。でも2周目からはそれまでの半分ほどのエネルギーですいすいいけます。なぜなら半分近くは忘れずに残っているから。

 

一度覚えた単語は忘れても思い出しやすいんですね。

 

最後に、準1級の受験を考えている方は、まずは語彙を徹底的に強化することをおススメします。これはホントに超おすすめ。単語の問題でハイスコアを狙えるだけでなく、リスニングや読解問題、リスニングでも恩恵があるからです。

 

今まで単語力で失点していた分がなくなりますのでね♡

 

これを読んでいただいているガッツある英語学習者の皆さんも(ホントにいるのか苦笑)、是非ご自分のアレンジを加えて取り組んでみてください。

また、この準1級パーソナルトレーニングをまた今後もこのブログで報告させていただきますね。

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