こんにちは、英語パーソナルトレーナーのKAZUUUです。先日、このようなツイートをしました。

https://twitter.com/Kazuuu3150/status/1442016426898853896?s=20

言わずと知れたシャドーイングですが、英語初級の方がいきなりできるほど簡単なものではありません^^。 中級レベルになるまではもう少し簡単な「オーバーラッピング」と組み合わせる方法がおススメ。

本記事の内容

・シャドーイングが難しいなら、まずオーバーラッピングで速さ練習
・オーバーラッピングからシャドーイングに切り替えていいのはいつごろ?

この記事を読めば、シャドーイングの速さについていけていない人や自分の音読方法が正しいか不安な人が今後の正しい勉強法(トレーニングの進め方)が分かるようになります。

シャドーイングが難しいなら、まずオーバーラッピングで速さ練習したらいい

多くの初級者の方がシャドーイング難しい、速さについていけない、口が回らない、という悩みを抱えています。自分にはセンスないのかも・・・と思ってしまうかもしれませんが、全くそんなことありません。そもそもシャドーイングって超難しいんです。元々は通訳訓練ですからね。

まずは、シャドーイングよりも負荷が軽いオーバーラッピングがオススメ。違いは以下の通り。

オーバーラッピング 「overlap(〜を重ね合わせる・重複させる)」

方 法: モデル音声にかぶせながら同時に声を出す
目 的: 速さに慣れる+正しいリズムや抑揚に慣れる
レベル: 初級者向け

シャドーイング 「shadow(〜の後を付ける・尾行する)」

方 法: モデル音声の1〜2語後ろをついていく
目 的: リスニング向上、発音向上、スピーキング向上
レベル: 中・上級者向け

つまり、まずはオーバーラッピングして速さ練習し、少し余裕が出てきたらシャドーイングで発音や抑揚、音声変化などを学べば良いんです。

オーバーラッピングからシャドーイングに切り替えていいのはいつごろ?

ではいつまでオーバーラッピングをやったら良いかというと初級突破レベル、資格試験で言うと英検2級・TOEICリスニング300くらいまででしょう。

これくらいまではオーバーラッピングはやった方が良い、というかやらないといきなりシャドーイングは難しいでしょうね

オーバーラッピングとシャドーイングの割合

初級の場合は、オーバーラッピング中心のメニューがお勧めです。決して無理しない。

初級者 オーバーラッピング7 : シャドーイング3

中級者 オーバーラッピング3 : シャドーイング7

上級者 シャドーイングのみ

例えば、合計20回するとしたら、初級者の方はオーバーラッピング15回→仕上げにシャドーイング5回などが負荷的にちょうど良いです◎

やればやるほど上手くなっていきます。

誰でも初めはぎこちなく、上手くいきません。私も自分が初めてシャドーイングをした時の下手さを覚えていますよ。でも続けているとだんだん上手くなっていくのですね。

オススメは「録音すること」です。そして何ヶ月かおきに自分の音声を聞き返してもると確実に上手くなっていることがわかります。

シャドーイングの上手さ ≒ リスニングスコア

一昔前の英語学習者は、テープレコーダーを使ってカセットに自分の声を録音していましたが、今はスマホで信じられないほど超簡単に保存できます。やらない手はありませんね♪

まとめ|シャドーイングとオーバーラッピングを上手く使い分ける

今回の記事内容を5行でまとめます。

・初級者はシャドーイングの前にオーバーラッピング
・目的は「速さ」と「抑揚」に慣れること
スマホ録音して上達を客観的に知ろう
・まずは続けること、だんだん上手くなっていく
中級レベル以上で少しずつシャドーイング中心にシフト

正しい方法でやりさえすれば必ず伸びるのがリスニングです。オーバーラッピングとシャドーイングを組み合わせて、効率的に進めてください。シャドーイングの上手さは「かけた時間」に比例しますからね♪