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だれしもが分かっている「継続」の大切さ。特にこのサイトに来て頂いた方はある程度以上の英語力をお持ちでこれから高い目標に向けて日々頑張っておられる方だと思います。

しかし、そんな人でも(継続の大切さが分かっている人でも)やはり挫折します。私がそうでした。

「1日に単語100個覚えよう?」

「毎日CNNかBCCを30分聴こう?」

「英検1級の長文読解1日1題解こう?」

計画しては挫折し、また計画を立てては習慣化ならず。。。下手すると3日坊主にもなってないことも多々ありましたね。

なぜ継続できないか、継続して大きな成果をあげている人と自分との違いは何なのか

真剣にいろんな角度から考えてきました。でた結論は次の3つです。

 ①1週間つづくまではハードルは超低く設定する

 ②やる気は変動させない。上げ幅よりも下げ幅を小さく

 ③作業興奮の力~とりあげず5分だけ座る

上の3つ箇条書きを読んでいただいただけで「お~コレコレ」と共感して頂いた方はきっともうすでに継続のコツはかわっている方なのでは、、と思います。

継続は「技術」なのですね。できないのは「根性」が足りないのではなく、技術が無いだけなんです。だから挫折して「なんて心の弱いヤツ・・・」と思う必要はありません。

いくつかの継続のコツを守れば、きっとできるようになるものなんです。

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毎日続けることを最優先♪ 日々のノルマを超低く設定する

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きっと英語学習者の方々は「○○できるようになりたい!」という強い願望があると思います。意識が高い学習者の方ならそれもきっと強いでしょう。

でもここが落とし穴。なりたい願望が強いからと言って、いきなり高いハードルを課さないでください。

それ、200%続きませんから。。。

例えば、リスニングを上げたい → 毎日1時間は過去問でリスニング

・・・こんなもん無理です。過去の自分ですが、そりゃー無理でしょ、続かないでしょうね

大切なのは、モノゴトのやり始めは、まず質や時間よりも「続けること」だけを考えるべきなんですね。

 

とりあえず10分を1週間つづける。リスニングでもいいし、語彙増強でもよい。英字新聞でも何でも良いです。

1週間続ければシメたもの。合計すると10分×7日間=70分しかやっていませんが、その後も無理なく続けられます。そしてしばらくすると、「もうちょいやろかな」という気持ちがやってきます。

そうなると、少しだけハードルをあげてください。すこーーしだけですよ。10分だけ増やすとして、20分×7日間=140分、つまり1週間に2時間はしていることになりますよね。

この時点でほぼ成功ですから。ニヤリ

伸ばしたい分野とその方法を決めたら、まずは10分を1週間頑張って下さい。世界が変わっていきます。

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理想は「毎日たんたんと」ノルマをこなす~上げ幅ではなく、下げ幅を小さく

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我々、人間というものは「やる気」や気分に大きく振り回される生き物です。でも、大切なのは

やる気ある時に頑張ることではなく(←誰だってヤリますから)

やる気出ない時にもノルマをたんたんとこなすこと

ということに気づきました。つまり、気分に左右されずに、自分が決めた日々のノルマを黙々たんたんとやることが、大切なんですね。毎日10分なら、ただそれをやるだけ。深く考えずにやるだけ、がベストなんです。

逆に言ってしまうと「よーっし今日やる気MAX。がんばろう」という状態は要注意なんです。その日にたとえ2時間ほどやっても、絶対に続きませんからね。

やる気の変動をなくす、大きなブレをなくす、特に下げ幅をなくす。これを意識することで、継続できる・できないに大きく関わってきます。

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気分が乗らない時は「作業興奮」の力を借りる

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とはいっても人間は弱いもの。体調が悪かったり仕事のトラブルがあったりする時などは必ずやっています。そんな時は「作業興奮の力」を借りるとよいです。

「作業興奮」という言葉は知っていますか。心理学の用語なんですが、超ザックリいってしまうと、気分が乗らなくてもとりあえずやってみる  → 脳のやる気部分が刺激され、少しずつ気分がノッてくる → 結局、できてしまう ◎

掃除や筋トレ、読書など、「イヤイヤでもとりあげずやり始めたら、結局最後までがんばれた」、という経験はありませんか。

英語学習でも同じ、かそれ以上にこの効果は絶大です。どうしてもやる気が出ない時でも、とりあげず5分教材を広げてみてください。「作業興奮」の力が発動し、続けさせてくれます。

私の場合は、「毎朝必ず単語帳をあける」というものでした。開けるだけ、でよしとします。でもほぼ毎回開けただけでは終われず、忙しい朝でも10~20分ほどは結局やれてしまいます。完全に「作業興奮」を味方につけた取り組みなんですね。

次に「寝る前にも必ず単語帳をあける」を追加しました。・・・・グングン単語力がついていきます。

この「作業興奮」をしっている人と知らない人では、長いスパンでみると成果が全然違ってくるのは間違いありませんね。

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無意識レベルの域へ~絶大な習慣化の力

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ひとたび習慣化してしまうと、重い腰を持ち上げる必要はありません。簡単に続けられます。例えば、寝る前の歯磨きに「よーし、やるか」を気合いをいれる人、いませんよね?!

その行動は毎日の習慣にもうセットされているからなんです。無意識に自動で身体が動いているからですね。その継続のカベはどこか、続くか挫折化の大きな分岐点はどこにあるか?

ズバリ「1週間」でしょう。

ボートは漕ぎ始めがしんどい。でもその時期を過ぎてしまえばあとはスイスイいけるもの。ひとたび習慣化してしまえば、半分成功したようなものです。それくらい「習慣化」の力はスバラシイのですね。

まとめ

・継続できる・できないは「心の強さ」ではなく、誰でも診に付けられる「スキル」であること

・まずは10分1週間「続ける」を最優先。そのためにも日々ノルマは超カンタンにすること

・気分が乗らない時でもとりあえず5分やってみること。作業興奮の助けを借りること

英検1級を受かった後に思ったのは、もし上に挙げたようなことを学生時代や20代に知っていたら良かったのになと。逆に、これを知っている学生などはなんでもできてしまうんじゃ・・・とか思っちゃいますよね。

皆さまの英語学習の目標達成にお役にたてれば幸いです。

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