ある程度英語学習が進んでいくと、市販の教材ではなく、英字新聞でリーディング力や語彙力を上げたいなあと思う時があります。というか、ほとんどの人が必ず思います。
では、少しハードルが(時にメンタルハードル)が高い英字新聞はどのくらいの英語力で読み始めるものなのか。
またまた超ザックリでお伝えしますと、
TOEICスコア600~700点程度
英検2級程度
がおよそのスタート地点でしょうね。
ちょうどこのTOEIC700点くらいというのは、リスニングはそこそこできるけど、TOEICリーディングパートで時間が足りない(最後はいつもの塗り絵(笑)という状態。
TOEICリーディングを時間内に解ききるためには、語彙力と速読力を同時に上げる必要があり、その2つを一気に解決してくれるのが英字新聞です。
今回は、自分のTOEICスコア700点で伸び悩んでいた時期に、英字新聞を使って一気に800後半まで伸びた経験や英字新聞の読み方・活用法などをお伝えします。
衝撃のTOEIC振り返り~最後の20問が塗り絵
自分のTOEIC受験を振り返ると、そりゃもう衝撃的でした。
リーディングセクションで最後の20問が時間切れ、適当にBをマークしまくるという結果
こんなに時間がないの?!
リスニングが400点くらいまで上がってきたのでTOEIC全体では700くらいまではすんなり来ましたが、そこからなかなか上がらない。800点には届かない。
理由は1つ、常にに最後の10問ほど塗り絵だから(笑)それが2~3回続いたころにさすがにこれはなんとかしないとと思い、自分の出した結論が
英文を読む絶対量が少なすぎるのでは?!ということでした。
そして決めた結論。
英字新聞を読んで読んで読みまくる
私が使ったのは数ある英字新聞の中から選んだ「Japan Times ST」という初心者向けのものです。選んだ理由は単純にこの2つ
・日本語訳付きで安心・気軽に読める~♪
・週刊なので、ストレスなく余裕もって読める~♪
つまり、いつもの悪い癖で、あんまり入れ込みすぎるとまた挫折するなと考え、「続けること」を第一にしました。そういう意味では、初めての人向けの英字新聞「Japan Times ST」を選んだのはナイス判断だったと思います。
3か月の購読で3000円ほどだったのも今思えばなかなかリーズナブル。週刊ですから3か月=12週分 英字新聞12部で3000円はかなりコスパいいですよね。
そして3か月購読を申し込みました。題して「英字新聞チャレンジ」。3か月の間だけ英字新聞を読んで、読解力と単語力を同時につける作戦です。
⇒ 公式ホームページ The Japan Times PLUS
「英字新聞チャレンジ」から1か月後に気づいたこと+TOEICの変化
はじめは読み方がへたくそだったので1日に2~3記事くらいでしたが、毎日読んでいくと、だんだん読むスピードが上がってきました。大体2週間くらいで英字新聞と友達になりました(笑)
アドレナリンが出始め(少し高揚感があり、読んでいる自分がスキ、みたいな^^)
1か月くらいでストレスなく読めるようになりました。1日5記事くらいかな。
手ごたえを感じ始めたのはこの時。TOEICを受けると40点ほどリーディングで上がっていたので、「これはイケる」と考え、購読期間の残り2か月も同じ方針で読み続けました。
結果的には合計でTOEICスコア860点!
リーディングで90点も伸びたののはいくつか要因が考えられますが、やはり3か月間の英字新聞で語彙力と読解力(速読力)がかなり上がっていたんだと思います。
初めてリーディング100問を時間内に解き切ったのもこの時期でした。
⇒ 公式ホームページ The Japan Times PLUS
私のゆるゆる英字新聞活用法|TOEICに効果抜群♪
使用教材:週刊英字新聞「Japan Times ST」または「Japan Times on Sunday」
平日: はじめは2~3記事、慣れてきたら5記事
週末: 1週間分の単語まとめ
私が取り組んだ英字新聞チャレンジはこれだけです(笑)あまり難しいことはしていませんが、読むスピードは格段に上がりました。
そして、もう一つ意外な思わぬ副産物が一つ。それは、TOEICリスニングも上がったことです。
英字新聞の音読でTOEICに一石二鳥
3か月の英字新聞でなぜリスニングも上がったのか、はじめはたまたまかな~と思っていたんですが、振り返ってみると、自分の英字新聞の使い方の工夫にありました。
全然大したことじゃないんですが、それは英字新聞を読んだ後に、復習代わりに「音読」をしたことです。
声に出すことで、戻らずに前から英文を処理する直読直解が鍛えられたのだろうと思います。その日に読んだ英字新聞の記事2~3個を声に出して読む
まあ騙されたと思ってやってみてください。ほんとに読むスピードが上がります。語彙力もつきます。結果、リスニング力も上がってきます。
是非、TOEICリーディングで時間が足りない!という方は英字新聞を試してみてください。時間切れのカベ、TOEIC700点のカベをぶち破れますよ。
おまけ♪ 英字新聞が続かない人のタイプ
まじめな人、頑張り屋さんな人、アツい人、使命感が強い人、いわゆる意識高い系の人(笑)
こんなタイプは、英字新聞が続かない可能性があるので、読むときはちょっと考え方を変えてくださいね。あんまり力みすぎると、英字新聞のようなものは続きません。英字新聞を続けるコツは「脱!がんばりすぎ」なんです。
そりゃあもちろん、体調不良やお仕事などで読めない日がくるかもしれません。「毎日読むって決めていたのに。。。。」と考えすぎずに「まいっか、明日読めばいいや~」くらいのゆったりした気持ちでよいです。大切なのは、「続けること」ですからね。
英字新聞を1か月続ければ自分リーディング力の変化に気づきます。今回の内容で、もしやろっかなと思った人は1か月から始めてください。
そしてもし自分に合えば、それを3か月続けて、是非TOEIC800のカベをぶち破ってください。英語上級者の仲間入りとしましょう。またコメントお待ちしておりますm(__)m
⇒ 公式ホームページ The Japan Times PLUS