読者の疑問
単語が全然覚えられない。まともに単語帳1冊終わらせたことがない。自分の単語帳の使い方は正しいのかな。英語上級者の人たちの単語帳の使い方が知りたい。

 

こんにちわ、KAZUUUです。英検1級・TOEIC975点を取って英語コーチを5年しています。先日こんなツイートをしました。

https://twitter.com/Kazuuu3150/status/1492657774194356227?s=20&t=I-jzckzchpOLQoTN3l0tFQ

TOEIC900越えの上級者たち、単語帳の使い方には共通点があります。
・1日の覚えるノルマを「ゆるめ」に設定
・知っている語と知らない語に分ける
・例文・フレーズで覚える(見出しは最後)
・1周目は7割でOK。どんどん進む
・持ち歩いている
自分が700点をうろうろしている時に気付きたかった。

ニーズがありそうなので記事にしました。

本記事の内容

・【TOEIC900ホルダー達に聞いた!】上級者たちの英単語帳の使い方3箇条
語彙力をつけるには単語帳以外の「読解語彙」が大事

この記事を読めば、自分の単語帳の使い方が正しいのか確認・修正できます。3分ほどお付き合いください。

【TOEIC900ホルダー達に聞いた!】上級者たちの英単語帳の使い方3箇条

単語帳の使い方① 1日の覚えるノルマ範囲を「ゆるめ」に決める

1日100語とかやめてくださいね。上級者たちの共通点として、1日のノルマ範囲をゆるめに設定しています。まずは「継続最優先」だからです。おすすめは1日20語程度。単語帳でいうと見開き2ページ分くらいかな。

上級者は長期的視点で決めています。以下のような感じ。

月 20語
火 20語
水 20語
木 20語
金 20語
土 復習
日 復習

これでけっこう余裕で、無理なく週に100語覚えられますからね。

単語帳の使い方② まずは知っている語と知らない語に分ける

当たり前のことですが、まずは知っている語と知らない語に分けます。理由は簡単で、すでに知っている単語に時間を使いたくないからです。例えば、1日の単語帳のノルマ範囲が20語だとします。

知っている単語8個

知らない単語12語  ⇦ここだけやる

この12語を反復・覚えにかかります。すでに知っている語には無視。完全スルーですね。

単語帳の使い方③ 例文・フレーズ単位で覚える(見出し語は最後)

単語で挫折する人って単語帳を左から使ってますよ。見出し語→日本語訳→例文フレーズ。これ逆です。上級者たちは単語帳を右から左に使っています。見出し語は最後♪

初心者:
見出し語 → 日本語訳 → 例文フレーズ

上級者:
見出し語 ⇦ 日本語訳 ⇦ 例文フレーズ

こうした方が良い理由は、まずはその単語の使われ方(イメージ)から頭に入れるべきだからです。

語彙力をつけるには単語帳以外の語彙が大事

読解で出てきた単語をおそろかにしてませんか

単語学習の全てが「単語帳だけ」になっていませんか。それはちょっと勿体無い。理由は、読解で出てきた単語の方が覚えやすく・忘れにくいからです。

単語帳の使い方で大切なことは「例文・フレーズ」をフル活用して、その単語の使われ方を意識するとお伝えしました。読解に出てきた単語はすでに文脈の中で触れているため、記憶に圧倒的に記憶に残りやすい。

・文脈の中で出てきた単語の方が貴重な存在

単語帳5割:読解語彙5割

TOEICや英検で、1日に読解問題を1題したとします。簡単な単語リストを作るのがおすすめ。数はあまり欲張らずに1題につき10〜15語くらいで十分です。単語帳よりも「覚えやすく・忘れにくい」語彙たちになっていきます。

読解1題:10語、それを毎日1題ずつ読めば10日で100語ですからね。しかもこの100語は忘れにくい♪

(おまけ)単語帳の使い方は「書いて」覚える?

確かに効果抜群ですが・・・

よく昔から言われますよね。単語が声に出しながら書いて覚えるのがよい。賛否両論あり、確かに効果は高いのですが、場所が限られるんです。つまり、この書く単語学習をするには机が必要。。。

「書いて覚える」は機動性に欠けます

今はスマホやワイヤレスイヤフォンを使ってスキマ時間に単語が覚えられるようになりました。特にワイヤレスイヤフォンは英語学習に革命をもたらしてくれたと言って良いほど。

「単語を書いて覚える」は確かに効果は高いのですが、機動性に欠けます。忙しい人にとって、机に向かう時間は単語ではなくReadingやWritingにあてたいもの、ですよね。

・単語学習の最適化は「コマ切れ時間」

よって、単語学習の最適な方法は「コマ切れ時間」ということになります。理由は2つ

理由① スキマ時間=反復の良いタイミング
理由② スマホ+ワイヤレスイヤフォンでどこでも可能

つまりは、WritingやReading は机に向かった座学なのに対して、単語暗記やリスニングは移動じ時間などのスキマ時間にすべきということになります。

まとめ|単語帳の使い方は「スキル」である。

今回の記事内容を3行でまとめます。

・単語帳、まずは「知っている語・知らない語」に分ける
・単語帳だけでなく、読解で出てきた語彙も大切に
・単語は書いて覚えるより、スマホ活用したスキマ時間が◎

TOEICや英検のリーディングで「時間が足りない」という方のほとんどの原因は「単語力」です。そりゃそうですよね、数行毎に知らない単語がたくさん出てきたらいちいち前後から推測しないといけないから時間がかかる。

単語帳を正しく使えるようになれば読解パートでの「時間切れ」を克服できます。今回の内容で一度、単語帳の使い方を見直してみてください♪